2010年に訪れたスペインのマドリードでの個人旅行記です。プラド美術館の見学、サッカー観戦、アランフェスやアビラなどマドリードからの日帰り旅行の様子などを綴りました。
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 そちぷのスペインMadrid旅行記2010 Day2

9月のマドリードの朝
9月中旬のマドリードの朝は、7:00だというのにまだ外は暗かった。7:30を過ぎて、ようやく外が明るくなりだす。 昨夜は長袖Tシャツと短パンという格好で熟睡できたが、朝ベッドからでると若干肌寒かった。 テレビを付けると、テニス選手のナダルの記者会見の様子と昨夜行なわれたバルサの試合が繰り返し放送されていた。

BARでの朝食
8:00前、朝食のためホテル前のBARへ。カウンターの空席に座る。 昨晩もいた店員の1人がEnglish Menuを持ってきてくれたが、先に「ブエノス・ディアス。トルティーヤ・エスパニョーラ、カフェ・コン・レッチェ、ポルファボール」と適当に注文。直に5cmくらい高さのあるスペイン・オムレツが目の前に登場。

トルティーヤ・エスパニョーラはジャガイモとタマネギを具にしたスペインオムレツ。実際はオムレツというよりポテトケーキみたいな感じで、腹持ちのよさげな一品。一緒にパンもつけて出してくれたので、全部食べるとボリューム満点の朝食に。 そんな朝食を済ませた後、いざサンティアゴ・ベルナベルヘ!まずは今晩の試合のチケットを買わねば、と。

レアルマドリードのチケット購入
10:00頃、ホテルから徒歩約10分でサンティアゴ・ベルナベウに到着。 既に応援グッツを売る露店が、チラホラ開店準備していた。 10:00開店だと思っていた公式ストアへ行ったが、10:30になってもなぜか開店しない。仕方ないので、当日チケット売場(42番ゲート)へ。

10:30頃、42番ゲートに着くと、未だ2人しかいなかった。が、11:00時点には30人以上に。 ダフ屋らしき姿(革ジャン来た中年男性やお爺さん)も5、6人いて、「チケット?」と何人かに声をかけていた。(が、誰も買っていなかった。) 11:00過ぎ、一番左側のゲートの扉が開く。一列になってチケット売場へのはずが、皆われ先にと横入りする姿はさながら熾烈なバーゲン売場のようだった。その様子をみた警備員は、すぐに扉を閉めて入れ替え制に。

窓口でお目当てのチケットを購入した後、42番ゲート前には当日チケットを求める人が50人以上は並んでいた。その横で、若い男性が「チケット買ったぜ!」みたいな事を、TVカメラの前で言いながらインタビューに答えていた。なんか面白い光景だった。 チャンピオンズリーグの試合開始は20:45だったので、午後はマドリードを離れて一度行きたかったエル・エスコリアル(El Escorial)を訪れることに。

エル・エスコリアル(El Escorial)へのアクセス
マドリードにはメトロ(地下鉄)以外にセルカニアス(近郊線)と呼ばれる路線がいくつかある。 お目当てのエル・エスコリアルへはセルカニアスで向かうことになる。 そのため、まずは地下鉄のアトーチャ・レンフェ(Atocha Renfe)駅へ。 さらに改札をでて駅構内を歩いて、隣接するアトーチャ・セルカニアス(Atcha Cercanias)駅へ。

自動券売機の使い方がよく分からなかったので、駅員から往復切符を購入。チャマルティン(Chamartine)駅方面のプラットホームへと進む。 丁度ホームに停車していた列車があったので乗車するも、チャマルティン駅止まりの列車だった。結局チャマルティン駅で待って、次の列車に乗車する。 そんなこんなで、Chamartine駅からは約50分かけてエル・エスコリアル(El Escorial)駅に到着。

ちなみに車中、進行方向の左側席は日が当たり暑くなるので、右側席の方が快適だと思いました。

エル・エスコリアル(El Escorial)
13:30頃、平日のエル・エスコリアル駅では結構多くの人が下車。ぞろぞろと駅をでる皆に続き、表に出る。ほとんど全員が、セントロ(街の中心)へと向かう緑色のバスに乗り込んでいく。乗車口で運転手に運賃(1.25e)を支払い乗車。駅を出発した後、バスは結構急な坂道を走り、約7分で大きなバスターミナルのあるセントロに到着。途中、セントロへと続くY字路を右折する所で、左前方に巨大で豪壮な修道院の姿がチラリと見えた。

セントロのバスターミナルでは、乗客全員が下車。駅前のバス乗場より相当立派なバスターミナルでした。 そこからエル・エスコリアル修道院までは徒歩で約10分。途中、BARやレストランが数軒あり、シエスタの時間も営業していた。 予想していたよりちゃんとした観光地で、食事には困らない所だと思いました。

14:00頃、エル・エスコリアル修道院には、平日でしたが小中学生の集団や観光客が結構いました。 内部の見学は、入口で料金(8e)を支払い、各自で見学コースを自由に歩いて回ります。 中は美術館のような部屋が続いたり、階段を上ったり下がったりと、修道院の広さを実感。 内部見学の所要時間は約45分。内部の見学後に、さらに中庭や周囲を歩いて外観も満喫。

エル・エスコリアルの町の印象としては、坂が多かった。町の広さ的には、修道院・町歩き・ランチで4時間あれば十分楽しめる所だと思いました。 ちなみにセントロから駅へは下り坂が続くので、軽い気持で歩いたのですが、15分以上かかり予想以上に疲れました。。

エル・エスコリアル駅を17:15頃に出発した列車は、チャマルティン駅に18:00過ぎに到着。その後、一度ホテルに戻り、キックオフ約1時間前にスタジアムへ。

レアル・マドリード対アヤックス
20:00前、サンティアゴ・ベルナベウ周辺の光景は、チャンピオンズリーグのグループリーグ初戦というまさにお祭り状態。スタジアム周辺で応援グッズを売ったりヒマワリの種やお菓子を売る露店。スタジアムの中へとどんどん入っていくレアルのユニフォーム着たファン。警察官に誘導されるようにスタジアムの中に入っていくAjaxファンの集団。もうワクワク感が高まる雰囲気が最高♪

20:00過ぎ、混雑する前に座っておこうとスタジアムの中へ。スタジアムの中の階段を上り2階スタンドにでると、青い観戦席と緑の芝生が目に飛び込んできた。鳴り響くBGM、スタンドに漂う試合前の雰囲気にワクワク♪ 近くにいた係員にチケットを見せると、座席まで連れて行ってくれた。試合開始の30分前から座っている人は少なくて、初めてでも座席までの移動はしやすかったです。

試合開始15〜20分前になると、両チームが順次ウォームアップを終了。その後、サプライズゲストで数日前にグランドスラムを達成したテニス選手のナダルが登場。スタジアム内に拍手が響く。 ナダルがピッチを離れた後、続いて、スタジアム内にオペラ歌手(?)の歌が鳴り響きだす。

そして20:35頃、いよいよ赤い服きた審判を先頭に、白と紺色のユニフォームの選手達が登場。 あっという間にメインスタンドに向かい選手達が一列に並び、すぐにチャンピオンズリーグのアンセヌがスタジアムに鳴り響く。スタンドのボルテージも高まる。 あのテーマ曲を生で聴く感動を味わうも、すぐにアンセヌも終わり、あっという間に試合開始!

メインスタンド2階席ピッチ中央の最前列からの観戦でしたが、やはりピッチ全体が見渡せて見やすかったです。負傷中のカカが見れなかったのは残念ですが、クリスティアーノ・ロナウド、エジル、ディ・マリア、一流選手の躍動する姿が目の前で見れて感動♪エジルの動きが、特に印象に残った試合でした。

とまぁ、いい点もあるのですが、興奮した隣のおっちゃんが突然腕を目の前に振り出してきたり、ヒマワリのタネをボリボリと食べる人たちもいて、なんか2年前に観戦したアトレティコのスタンドと変わんない感じでした。

22:30頃、試合終了。試合結果はイグアインの2得点でレアルが2対1でアヤックスに勝利。モウリーリョ監督のレアルでのチャンピオンズリーグ初戦は白星スタート。 巨大なスタジアムだが試合終了10分後にはほとんどの人がスタンドを去り、残ったのは記念写真を撮る人の姿がパラパラといった感じ。 それとスペインのどこのスタジムと同じように、座席の間の通路には、ヒマワリのタネやゴミがいっぱい。

23:00頃、試合終了後のスタジアム周囲は人・人・人。オレンジ色の街灯が照らす周辺には、馬に乗った警官、路上に落とされた馬のフ●も。 ライトアップされたスタジアムの姿は実にいい感じ。生レアル観戦の余韻に浸りながらホテルへと向かう。 帰り道の途中、お年寄りのグループがBARのテラスでワイングラス片手に談笑していたマドリードの23:00頃でした♪


男子7人目のキャリア・グランドスラムを達成したラファエル・ナダル(Rafael Nadal Parera)


ボリュームたっぷりの朝食。コレで3.8e


朝のスタジアム前の様子


当日チケット売場の様子。コレは11:00過ぎ。


チャマルティン駅に到着するセルカニアス(近郊線)


エル・エスコリアル(El Escorial)駅前からセントロ(町の中心)へ向かう緑色バス


セントロのバスターミナル


壮大なエル・エスコリアル修道院


エル・エスコリアル(El Escorial)駅前の様子


20:00頃のスタジアム前の様子


メインスタンド2階席からの光景@


メインスタンド2階席からの光景A


試合終了後のスタンドの様子


23:00頃のスタジアム前の様子

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掲載内容は筆者の体験に基づいた個人的な意見です。各人の責任においてご利用くださいませ。